畳の処分方法と処分費用目安、自治体に出せない場合はどうする?

畳の処分方法と処分費用目安、自治体に出せない場合はどうする?

本記事では、畳の正しい処分方法や、かかる費用の目安について紹介します。

大きくて処理が大変な畳は、自治体によって粗大ゴミとして出せる場合と、出せない場合とがあるため注意が必要です。

 

粗大ゴミ収集に出せない場合の、おすすめの処分方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

畳の主な処分方法

建築部材などに分類される畳。自治体によって、その処分の扱いはさまざまです。

まずは畳の処分方法とおおよその処分費用について紹介していきます。

自治体の粗大ゴミ収集に出す

自治体での粗大ゴミ回収費用の目安は下記のとおりです。

  • 費用目安/1枚:300円~3,000円程度
  • 費用目安/6畳:1,800円~18,000円程度

 

自治体によっては畳を粗大ゴミとして出せる地域があります。

収集までに日数がかかることも多いですが、処分費用を安く抑えられるためおすすめの方法でもあります。

 

自治体のホームページやゴミ出しガイドなどを確認し、対応しているようであれば粗大ゴミとして処分に出すとよいでしょう。

 

ただし下記の点に注意が必要です。

 

  • 自治体によっては回収不可の場合もある
  • 屋外への運び出しは自分で行う必要がある
  • 1度に回収できる枚数に制限がある
  • 畳数が増えるとその分費用がかさんでしまう

 

品目ではなく大きさで回収料金が決められている自治体もあります。

1畳の畳の縦×横のサイズは、14,450㎠~18240.5㎡です。

ご自宅の畳の種類に応じて異なりますので、サイズを測って料金を確認しましょう。

 

解体して一般ゴミとして出す

  • 費用目安:一袋0円~

※燃えるゴミとして処分する場合には、自治体で定められた処分費用がかかります。

 

畳を解体してイグサやワラにしてしまえば、燃えるゴミや草葉の資源ごみとして出すことも可能です。

 

解体作業にとても手間がかかるのと細かなワラゴミなどが出て大変なため、あまりおすすめできる方法ではありません。

 

しかし草葉の資源ごみとして出せれば、畳の枚数に関係なく処分費用は0円で済むといったメリットがあります。

とはいえたくさんの畳をすべて解体するのは容易なことではないでしょう。

 

災害などで濡れてしまった畳は災害ゴミとして収集可能

  • 費用の目安:0円

 

少々特殊なケースではありますが、台風や集中豪雨などによる浸水被害で水浸しになってしまった畳は、災害ゴミとして自治体で処分できます。

 

こうした災害ゴミは無料で収集してもらえるのが特徴です。

通常の粗大ゴミとは異なり、収集対象となる期間や申し込みが異なります。

お困りのさいは自治体の担当課までご相談ください。

 

入れ替えの場合は畳屋さんに処分を依頼することもできる

  • 費用の目安/1枚:2,000円~3,000円程度
  • 費用の目安/6畳:12,000円~18,000円程度

 

畳の入れ替えに伴い、古くなった畳を処分する場合には、担当の畳屋さんに回収と処分を依頼することが可能です。

 

ただしほとんどの場合、対応してくれるのは「入れ替え」など畳屋さんのサービスを利用することが条件となります。

また、1枚ごとで単価を決めているところが多いため、乗数が増えればその分費用が高くなってしまうのがデメリットです。

 

回収処分のみですと断られてしまうこともありますので、ご注意ください。

 

不用品回収業者に回収処分を依頼する

  • 費用目安/1枚:2,000円~4,000円程度
  • 費用目安/6畳:定額 15,000円程度~

 

民間の不用品回収業者に、畳の回収と処分を依頼する方法もあります。

電話一本で回収依頼が完了、屋外への運び出し作業などはすべて業者側で対応してくれるため、とても手軽に処分が可能です。

 

また濡れてしまっている畳なども含め、状態を問わず回収してくれる点もメリットとなります。

枚数が多い場合にも、制限なしに回収してもらえて便利です。

 

枚数が少ない場合には単品料金が適用となるケースが多いですが、畳をまとめて処分する場合には、トラックのせ放題などの定額料金プランがオトクです。

 

見積もり依頼をし、安く安全に対応してくれる業者を選ぶようにしましょう。

 

畳処分は自治体と不用品回収業者どっちがいいの?

 

畳を自治体の粗大ゴミで処分できないケースも多い

畳は家庭から出るゴミですが、自治体によっては処理困難物として分類され、粗大ゴミとして収集してもらえないケースも少なくありません。

 

厚みがあり頑丈な畳は、切断装置の損傷原因となることがその理由です。

 

また粗大ゴミとして出せる場合でも、「細かく分割して出す」ことが条件となる場合もあります。

 

この場合の分割は、解体ではなく電動ノコなどを用いて縦横に切り分けるイメージです。

これは器具を持っている人や慣れている人でなければ難しいでしょう。

 

いずれにせよ、自治体へ出すことを検討されている場合には、お住まいの自治体のルールをしっかりと確認したうえで申し込むようにしましょう。

 

畳処分の自治体と不用品回収の費用の比較

続けて自治体の粗大ゴミ回収と、民間の不用品回収業者、それぞれの回収費用を比較してみましょう。

費用目安 自治体 回収業者
畳1枚 300円~3,000円程度 2,000円~4,000円程度
6畳分 1,800円~18,000円程度 15,000円程度~
8畳分 2,400円~24,000円程度 15,000円程度~

不用品回収業者でトラック載せ放題などの定額料金プランを提供している場合、8畳程度あれば軽トラックで回収が可能です。

 

畳1枚だけで比較すると自治体のほうが安く済みますが、6畳以上になると回収業者の定額プランを利用したほうが安くなります。

 

自治体での回収費用にもよりますが、複数枚の畳の処分が必要な場合は、不用品回収業者に依頼したほうがよいでしょう。

 

畳を処分する前に寿命をチェック!

使用中の畳を処分する場合は、その畳の処分が本当に必要なのか、寿命についてチェックしてから処分を検討することをおすすめします。

 

畳の寿命はどれくらい?

畳の寿命は、通常10年から20年程度だといわれています。

しかししっかりと手入れやメンテナンスを繰り返し行うことで、50年くらいまで使い続けることができるのです。

 

畳が傷んだらすぐに処分して入れ替えるのではなく、傷みのある部位のみを交換することで、その寿命を延ばすことができるのです。

 

畳の部位について

畳には下記のような部位があります。

・畳表(たたみおもて)
・畳床(たたみどこ)
・畳縁(たたみべり)

畳表は一番表側の畳の表面部分です。畳床は畳表の下に隠れている、畳の土台や芯にあたる部位です。畳縁は畳の周囲をぐるりと囲う帯の部分です。

それぞれ傷みに合わせて交換やメンテナンスを行うことで、畳本体の寿命を延ばすことができるのです。

 

畳の「裏返し」と「表替え」

畳の汚れが目立ってきた場合には、「裏返し」や「表替え」で畳をきれいな状態にします。

裏返しは畳表を外して裏返す形ではりなおすことをいいます。裏返しをした以降は、3年~5年ほどは使用できるとされています。

 

裏返した畳が汚れてしまった場合には、「表替え」をします。表替えは畳表と畳縁の両方を新しいものに取り換えてしまうことをいいます。

畳床に問題がない限りは、このように表返しや表替えを繰り返して、畳の寿命を延ばしていくのです。

 

「裏返し」や「表替え」ができない場合は?

「薄畳」など、畳の種類などによっては、裏返しや表替えができないケースがあります。

このような畳の寿命が来てしまった場合には、既存の畳は処分し、新しい畳と入れ替えるしかありません。

寿命が来た畳は、今回紹介した方法で適切に処分しましょう。

 

自治体での処分が難しい場合は不用品回収業者がおすすめ

自治体で畳の回収を行っていない場合は、民間の不用品回収業者に任せるのがおすすめです。

 

不用品回収業者なら、回収処分だけでなく運び出しなどもすべて対応してもらえます。

 

業者との都合が合えば、すぐにでも来てもらうことができるため、あっという間に畳を処分してしまうことも可能でしょう。

 

複数枚まとめて回収してもらえば、1枚ずつ自治体に回収に来てもらうよりも安く済む可能性もあります。

 

あっという間に回収してもらえ、とても便利です。迷っているなら一度見積もりや相談をしてみることをおすすめします。

 

まとめ:畳の処分は粗大ゴミ回収サービスへご相談ください

粗大ゴミ回収サービスでは、畳の回収処分も承っております。

運び出しや積み込みなどは、すべてスタッフが対応いたしますのでご安心ください。

 

一軒家丸ごと分の畳を、まとめてご依頼いただくことも可能です。

トラック載せ放題プランをご利用いただければ、自治体に1枚ずつ回収依頼するよりも安く処分できる場合もございます。

 

出張見積もりは完全無料にて対応しております。まずは一度、お電話などでご相談ください。