蛍光灯はどのように処分すればいい?注意点や適切な処分方法を解説
この記事では、蛍光灯の適切な処分方法について詳しく解説します。
蛍光灯をどのように処分すればよいのか分からない人でも、正しい捨て方を理解することが可能です。
記事に最後まで目を通せば、気になる処分費用の目安や蛍光灯以外の照明の処分方法も分かります。
蛍光灯処分の正しい方法を知り、自宅の片づけに生かしましょう。
【自治体】蛍光灯の処分方法
使わなくなった家庭用の蛍光灯は、住んでいる自治体に処分してもらえます。
まずは、蛍光灯を自治体に処分してもらう4つの方法について解説します。
燃えないゴミ
家庭で使っていた蛍光灯は、家庭ゴミの燃えないゴミとして出すことが可能です。
自治体のルールに従い、普段ゴミを出す収集所に持っていけば、後から収集してもらえます。
自治体によっては処分方法が決まっているケースがあります。
箱に入れたり新聞紙で包んだりしなければならないこともあるため、事前にきちんと確認することが重要です。
割れてしまった蛍光灯をそのままゴミに出すのは危険です。
収集してもらえない恐れもあるため、新聞紙に包んだり箱に入れたりして処分する必要があります。
粗大ゴミ
蛍光灯を自治体に収集してもらう場合、サイズが大きいものは粗大ゴミとして出さなければならないこともあります。
粗大ゴミの一般的な処分の流れは以下の通りです。
- 自治体に連絡して収集を依頼する
- 自治体が指定する場所で粗大ゴミ処理券を購入する
- 蛍光灯を新聞紙で包んだ後に粗大ゴミ処理券を貼る
- 指定された日時に蛍光灯を収集所へ持ち込む
粗大ゴミ処理券はコンビニ・スーパー・郵便局で購入できます。
回収ボックス
多くの自治体では、使用済み小型家電のリサイクルを目的として、公共施設やスーパーに回収ボックスを設置しています。
使わなくなった蛍光灯も回収ボックスで処分可能です。
蛍光灯以外に、スマホ・デジカメ・小型ゲーム機・ノートパソコン・外付ハードディスクなども回収してもらえます。
回収ボックスの設置場所は、自治体のホームページで確認できます。
普段からよく利用するスーパーに回収ボックスがあれば、買い物のついでに蛍光灯を処分できるため便利です。
ステーション回収
ステーション回収とは、町内会の共有地や路上などに設けられたステーションでゴミを回収する方法です。
週1回や月1回など、決められたタイミングで回収されます。
ステーション回収で処分できるのは、主に古紙・古布・びん・缶・ペットボトルなどの資源ゴミです。
蛍光管・電池といった有害ゴミや、スプレー缶・カセットボンベなどの危険ゴミも処分できます。
回収の対象となるゴミの種類は地域ごとに異なります。
割れてしまった蛍光灯は、ステーション回収では処分できないことがほとんどです。
新聞紙に包んで燃えないゴミに出しましょう。
【販売店・業者】蛍光灯の処分方法
蛍光灯を自治体以外に回収してもらう方法を紹介します。
それぞれのポイントを押さえておきましょう。
家電量販店
使わなくなった蛍光灯は、家電量販店に無料で引き取ってもらえるケースがあります。
新しい蛍光灯を家電量販店で購入する場合におすすめの方法です。
家電量販店での処分方法には、回収ボックスへの投入と店頭での引き取りの2パターンがあります。
どちらになるのかは店舗ごとに異なるため、事前確認が必要です。
リサイクル回収業者
ゴミに出したい蛍光灯が何本かある場合は、リサイクル回収業者に処分を依頼するのも1つの方法です。
自宅まで回収に来てくれるため、蛍光灯を持ち出す手間を省けます。
処分にかかる費用は業者によりさまざまです。
一般的には重さや本数から料金を計算します。
相場からかけ離れた料金を請求される恐れもあるため、相見積もりを取って複数の業者を比較するのがおすすめです。
不用品回収業者
自宅の不要な物を処分してくれる不用品回収業者は、蛍光灯1本からでも自宅まで回収に来てくれる場合があります。
蛍光灯以外の不用品を同時に処分できる点もメリットです。
作業を全て業者に任せられるため、時間や手間もかかりません。
仕事で忙しい人や引越しで不用品まで手が回らない人におすすめです。
不用品回収業者によっては、状況次第でお得になるプランを利用できるケースもあります。
リサイクル回収業者より費用を抑えられる可能性があります。
法人から出た蛍光灯の処分方法
会社で使わなくなった蛍光灯を捨てる場合、家庭用の蛍光灯とは処分方法が異なります。
法人から出た蛍光灯の処分方法について解説します。
法人の使用済み蛍光灯は産業廃棄物
法人の事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、一定の条件にあてはまるものは産業廃棄物に分類されます。
法人がオフィスや工場で使っていた蛍光灯は産業廃棄物です。
産業廃棄物は自治体が回収しないため、燃えないゴミや粗大ゴミとして処分できません。
産廃処理業者に回収を依頼し、適切に処分してもらう必要があります。
なお、産業廃棄物に該当する代表的なものは、燃えがら・金属くず・廃油などです。
産業廃棄物には量についてのルールがないため、少量であっても産業廃棄物として処理しなければなりません。
産廃処理業者の選び方
産業廃棄物を適切に処理しなかった場合、産廃処理業者だけでなく処分を依頼した法人にも罰則を科せられることがあります。
業者選びは慎重に行うことが重要です。
法人の使用済み蛍光灯を処分する場合、事業ゴミに対応している業者を選ぶ必要があります。
産業廃棄物を処理できる業者かどうか、きちんとチェックしなければなりません。
産業廃棄物処分の実績も確かめておくのがおすすめです。
産業廃棄物処分の実績が多い業者なら、安心して回収を依頼できます。
過去の取引実績は業者のホームページで確認可能です。
蛍光灯を処分する際のポイント
蛍光灯を処分するときの注意点について解説します。
誤った方法で処分しないようにするために、以下のポイントを確認しておきましょう。
蛍光灯には有害物質が含まれている
蛍光灯には水銀や蛍光塗料などの有害物質が含まれています。
蛍光管の中に水銀ガスを注入して通電させ、発生した紫外線が蛍光塗料に当たることで発光する仕組みです。
また、蛍光灯を安定的に点灯させるための安定器には、PCBと呼ばれる物質が含まれていることがあります。
PCBも人体に悪影響を及ぼすとされる有害物質です。
有害物質が含まれている物は燃えるゴミとして出せません。
水銀・蛍光塗料・PCBを使っている蛍光灯も有害ゴミに該当するため、適切に処分する必要があります。
割らずにそのまま処分する
処分したい蛍光灯が割れていない場合は、そのまま割らずに処分します。
蛍光灯を割ると内部の有害物質が外に出てしまい、環境汚染や健康被害につながる恐れがあります。
空気中に有害物質が広がると人体に悪影響を及ぼしかねないため、割れてしまった場合は換気を行わなければなりません。
子どもやペットがいる家庭では特に注意が必要です。
また、蛍光灯はガラスでできているため、割れた状態のまま扱うとケガをするリスクもあります。
新聞紙に包んだり箱に入れたりした後も、取り扱う人が分かるように「キケン」と書いた紙を貼っておく必要があります。
蛍光灯の処分費用の相場
蛍光灯の処分費用は蛍光灯の種類により異なります。
リサイクル回収業者や不用品回収業者に依頼する場合の費用相場の目安は以下の通りです。
- 直管型:250円/kg
- 環状型:280円/kg
- コンパクト型:330円/kg
- 電球型:550円/kg
- 廃水銀灯:550円/kg
上記の相場はあくまでも目安であり、実際の費用は業者ごとに異なります。
自治体に回収してもらう場合、粗大ゴミ以外は費用がかかりません。
粗大ゴミに関しても、料金は自治体で決められた金額になります。
蛍光灯以外の照明はどう処分する?
電球の代表的な種類には、蛍光灯以外にLED電球と白熱電球もあります。
蛍光灯以外の照明の処分方法も覚えておきましょう。
LED電球
LED電球には有害物質が含まれていないため、多くの自治体で普通ゴミとして出すことが可能です。
自治体のルールを確認すれば、LED電球の処分方法が分かります。
自治体によってはワレモノ扱いになる場合もあります。
ワレモノとしてゴミに出すときには、紙に包んだあと「キケン」と書いておかなればなりません。
また、LED電球にはレアアースが含まれているため、リサイクルゴミとして回収する地域もあります。
レアアースは蛍光灯にも含まれているリサイクル資源です。
白熱電球
白熱電球もLED電球と同様に、有害物質は含まれていません。
普通ゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミなど、有害物質を意識しない捨て方での処分が可能です。
ただし、白熱電球と蛍光灯は見分けがつかないことが多いため、事前にきちんと区別しておく必要があります。
型番をネットで検索すれば、電球の種類を正確に把握できます。
LED電球と同じく、白熱電球もワレモノ扱いになるケースがあります。
袋に入れてゴミに出す場合は、「ワレモノ」「ワレモノキケン」などと表記しなければなりません。
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蛍光灯を処分したい場合は、不用品回収業者に処分を依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者なら蛍光灯に限らず、基本的はどのようなものでも回収してくれます。
しかし、蛍光灯処分に対応している不用品回収業者は多いため、どの業者を選べばよいのか迷う人もいるでしょう。
そのような場合は、ぜひ「粗大ゴミ回収/ゴミ屋敷清掃のパイオニア!粗大ゴミ回収サービス」への依頼をご検討ください。
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