損をしない!賢い着物の処分方法は?それぞれのメリットデメリットも解説

損をしない!賢い着物の処分方法は?それぞれのメリットデメリットも解説

本記事では、費用的に損をすることがない、賢い着物の処分方法についてわかりやすく解説していきます。

着物を処分する機会がありどのように処分してよいか悩んでいるという人もいるでしょう。

着物を捨ててしまう前に、ぜひ一度最後までご覧ください。

 

着物は売却処分がおすすめ

遺品整理などがきっかけで、着物の処分をすることになったという人も少なくありません。

着物の価値などがよくわからず、どのように処分するのがよいのか悩んでしまうという人も多いようです。

損することなく着物を処分するのであれば、売却処分がおすすめです。

価値のある着物や状態のよい着物などは、高値で買い取ってもらえる場合もあるためです。

では一体どこで着物を売却すればよいのでしょうか。

 

着物を売却するならこの方法!

着物を売却処分するには、いくつか手段があります。

順に紹介していきましょう。

 

着物の買取専門業者に売却する

着物の査定を得意とする専門業者に売却する方法は、もっともおすすめの着物の売却方法です。

こうした専門業者は、着物の価値を熟知しているため、適正価格で買取してくれます。

また買い取り後の着物を活用するルートもたくさん持っているため、比較的積極的に買取に応じてくれます。

 

こうした着物の買取専門店にも、さまざまなタイプがあります。

  • 持込買取:店舗へ着物を直接持ち込んで査定・買取をしてもらいます。
  • 宅配買取:専用の箱に着物をつめて発送し、査定に納得できれば買い取ってもらえます。
  • 出張買取:査定スタッフが自宅まで来て査定してくれます。

 

それぞれの特徴やメリット・デメリットは、以下の通りです。

 

持込買取のメリット・デメリット

 

持込買取りは、自分のタイミングで店舗へ持ち込める点が大きなメリットです。

また目の前で査定してもらえるため、査定に対する安心感もあります。

買い取りが成立すればその場で現金がもらえるため、お得感もあります。

逆に査定額に納得がいかない場合、キャンセルしやすい点もメリットだといえるでしょう。

 

ただし査定終了まで待たなくてはならず、点数が多くなるとその分時間がかかってしまうのがデメリットです。

また店舗が近くにない場合には、時間をかけて持ち込む必要もあります。

買取不可となった着物は、引き取ってもらえないケースも多く、その場合持ち帰って別の方法で処分する必要があります。

 

宅配買取のメリット・デメリット

 

宅配買取は、専用のボックスに査定希望の着物を入れて、指定された場所へ送るだけと手軽な点が魅力です。

査定後の料金に納得がいけばそのまま買取となり、後日買取金額が指定口座に振込まれます。

もし査定額に納得がいかない場合には、そのまま返却してもらうスタイルです。

値段がつかなかった着物があった場合でも、無料で引き取ってくれるところが多いため、処分の手間も省けるでしょう。

 

ただし査定基準が不明確となりやすい点や、高額査定があまり期待できないという声もあるなど、査定に関するデメリットがあります。

またキャンセルのさいの返送料は、依頼者が負担するケースが多いという点もデメリットとなります。

 

出張買取のメリット・デメリット

 

着物の出張買取では、電話やメールで事前予約をし、約束した日に鑑定人が自宅まで査定に来てくれるシステムです。

査定は目の前で行ってもらえるため、透明性もあり安心。

着物に詳しい専門のスタッフが査定を行うため、損をすることも少なく高額査定となりやすい点も大きなメリットとなるでしょう。

またわざわざ梱包したり店舗へ出向いたりする必要がないため、手軽で便利な点もメリットです。

 

ただし利用できるエリアが限定されている場合があることや、査定に来てもらうまで日数がかかる場合がある点などがデメリットとなります。

また知らない人を家に上げる抵抗感もあるほか、査定に納得がいかない場合に断りにくいといった問題もあります。

 

着物専門以外のリサイクルショップに売却

衣類や家庭用品、インテリアなど幅広く扱うような、ごく一般的なリサイクルショップのなかにも、着物を買取してくれるところがあります。

こうしたリサイクルショップは敷居が高くないため、気軽に持ち込めるといったメリットがあります。

 

ただし着物に詳しいスタッフなどがおらず、一定の基準に合わせて買い取ることが多いため、専門店と比べると買い取り額は低くなる傾向も。

またリサイクルショップの中には、着物の買取はしていないところもあるほか、買い取り不可の着物は引き取ってもらえないことが多いといったデメリットもあります。

 

メルカリやオークションに出品する

メルカリやオークションなどに出品して、欲しい人に買ってもらうのもひとつの方法です。

価値がわかる人に手に取ってもらえれば、それなりの価格で売却することもできるかもしれません。

 

ただし出品や発送の手間がかかるほか、落札者との間で思わぬトラブルへと発展する可能性もゼロではありません。

着物の種類など詳しい場合には出品するのもありですが、そうでなければ負担が大きくなってしまうこともあるため注意が必要です。

 

売却せずに着物を処分する方法

価値のある着物であれば売却もありですが、あまり処分に手間や時間をかけたくないという人もいるでしょう。

続けて売却する方法以外の、着物の処分方法と費用の目安を紹介します。

 

自治体の可燃ゴミとして処分する

  • 費用目安:一袋数十円~

自治体指定のゴミ袋に入れて、可燃ゴミの日に出す方法があります。

他の一般的なゴミと一緒に出す形になるので、処分費用は自治体のゴミ袋の料金と同じです。

自治体によっては衣類や古布を無料でリサイクル回収しているところもありますが、着物などは対象外となるところがほとんどのため注意しましょう。

 

NPO団体に寄付をする

  • 費用目安:段ボールひと箱分2,000円程度~

着物の引き取りを行っているNPO団体などに、寄付をする方法もあります。

団体によって規定は異なりますが、送料のみで引き取ってもらえるところも多く、安心して利用できる点もメリットです。

ただし現在はコロナ禍ということもあり、受付が停止しているNPO団体などもあるため注意が必要です。

 

遺品整理・不用品回収業者に依頼する

  • 費用目安:段ボールひと箱500円程度~

不用品回収や遺品整理を専門とする業者に、まとめて回収処分を依頼する方法もあります。

単品回収が可能な業者であれば、段ボールひと箱からでも回収依頼が可能です。

分別や分類などもすべてお任せできますし、汚れが目立つような着物も関係なく回収してもらえます。

 

ただし業者によっては、あまりにも着物の枚数が少ない場合には、処分費用が割高になってしまう場合もあるため注意が必要です。

不用品回収業者に着物の回収を依頼する場合には、着物だけでなくそのほかの不用品もまとめて回収依頼をするとオトクに利用できるでしょう。

 

まとめ:着物の処分は売却がおすすめ!分別が面倒なら不用品回収業者もあり

損をすることなく着物を処分したいなら、着物を専門に扱う買取業者に売却するのがおすすめです。

ただし査定をしてもらうための準備や分類など、どうしてもある程度の手間がかかってしまいます。

遺品整理や引っ越し、大掃除などで多くの不用品があり、かつ着物の分類などが面倒だという場合には、不用品回収業者にまとめて回収してもらう方法もおすすめです。

着物の点数や、その他の不用品の量などから、最適な処分方法を選択しましょう。