ガラスの処分方法や費用は?大きなガラスを処分する際の注意点も
ガラス製品や割れたガラスなどは、一般的に不燃ゴミなどで処分できる品目です。
しかし大きさや形状によっては、処分方法が異なる場合もあるため、事前に確認が必要な品目でもあります。
また処分する際には、ケガなどを防ぐための対処なども必要となることがあります。
ガラスの処分方法がわからずお困りの際は、ガラスを手放す際の参考にしてください。
ガラスびん(空きびん)は自治体などの資源ゴミに出す
- 処分費用:無料
飲料品や化粧品の容器として使われていたガラスびんは、自治体で資源ゴミとして回収可能な品目に該当します。
ガラスびん(飲料や化粧品等の容器)は「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律(所謂「容器包装リサイクル法」)」で再商品化が義務付けられている資源物に該当するためです。
容器包装リサイクル法で定められている「ガラスびん」は「無色」「茶色」または「その他の色」のガラスびんが対象です。
自治体で多少ルールが異なる場合がありますが、下記のような方法で処分するのが一般的です。
1.中身を捨てて水ですすぐ
2,キャップやパッケージなどは取り外し分別する
3.資源ゴミの日または空きびん回収BOXなどに出す
プラキャップやプラスチックの剥がせる包装がされている場合は分別の必要がありますが、シールラベルなどがついている場合はそのままで大丈夫です。
自治体の資源ゴミに出す場合は、ガラスびんを色別に分けて出すルールとなっている場合もあります。
なお資源ゴミとして出せるのは飲料品や化粧品に使われていたガラスびんなどに限定されます。
耐熱ガラス製品や花瓶、農薬・劇薬の入っていたびん、コップや灰皿のようなクリスタルガラス製品などは対象外です。
自治体の不燃ゴミ(燃えないゴミ)に出す
- 処分費用:無料~数十円/ゴミ袋一枚 程度
ガラスびんや空きびんに該当しないガラス製品や容器は、自治体の不燃ゴミや燃えないゴミで処分が可能です。
ただし自治体指定のゴミ袋などに入るサイズや、規定のサイズ以下の大きさのガラス製品に限られるため注意が必要です。
たとえばガラス製の食器や花瓶などが対象です。
また大きなガラスも、袋などに入る大きさにカットすれば、不燃ゴミなどで排出することは可能です。
処分にかかる手数料は自治体によって異なりますが、かかっても自治体指定のゴミ袋の料金程度です。
不燃ゴミとして出す場合は新聞紙などに包み、指定の袋などに入れた上で、「ガラス」「キケン」などと注意書きをして、指定日された日に集積所などに出します。
自治体の粗大ゴミ(大型ゴミ)に出す
- 処分費用:数百円~2,000円程度/1点
ガラスが自治体で定め出る大きさを超えるサイズの場合には、自治体の粗大ゴミや大型ゴミとして排出します。
一般的に「1辺が30㎝を超えるもの(自治体によって指定のサイズは異なります。)」や「指定のゴミ袋に入らない大きさのもの」は粗大ゴミとして扱われます。
たとえばショーケースや窓ガラス、ガラス製のテーブルなどが、これに当たります。
自治体の粗大ゴミに出す際の手順は下記の通り。
- 事前に自治体の受付先へ収集依頼をする
- 収集日までに手数料を支払い手数料シールを受け取る
- 新聞紙などでガラスを放送し、手数料シールを張る
- 収集日当日、指定された場所に排出しておく
ガラスを粗大ゴミに出す際は不燃ゴミと同様、危険がないよう新聞紙などで包装をして排出するようにします。
手数料としてかかる費用は自治体によって異なりますが、小さなものでは200~500円程度、大きなものだと1,300円~2,000円程度となります。
状態の良いガラス製品はリサイクルで買取も検討
破損や傷などが見られず、状態のよいガラス製品などは、リサイクルショップなどで買い取ってもらえることもあります。
たとえばガラステーブルやガラスの置物などが対象です。
シリコンなどの劣化が見られない場合には、ガラスの水槽なども買い取ってもらえる場合があります。
いずれも買取を希望する場合は、きれいにお掃除をした状態で査定してもらうことが大切です。
通常のガラス製品であれば、近所のリサイクルショップなどに持ち込むとよいでしょう。
ガラスの水槽については、アクアリウム用品買取に特化したリサイクルショップなどがおススメです。
窓ガラスなどが割れた場合は業者に交換時にひきとってもらう
- 処分費用:無料~要見積もり
窓ガラスや風除室のサッシガラスなどが割れてしまい、業者に交換作業などを依頼する場合には、割れたガラスを引き取ってもらうこともできます。
逆に業者にガラスの修理を依頼した際に出た不要なガラスは、自治体の不燃ゴミや粗大ゴミには出すことができません。
交換の際に不要になった場合は、必ず業者に引き取ってもらうようにしましょう。
処分費用などはかからず無料で引き取ってくれることが多いですが、ガラスの種類や枚数によって有料となる場合もあります。
不用品回収業者に回収してもらう
- 処分費用(単品回収):500円程度~
- 軽トラック載せ放題:18,000円程度~が相場
お住まいの地域に対応している不用品回収に、不要になったガラス製品や窓ガラスなどを引き取ってもらう方法もあります。
単品料金で回収している業者であれば、小さなものであれば数百円程度から引取りが可能です。
また業者によってはトラック載せ放題など、定額パックプランを提供している業者もあります。
荷台に乗せられる大きさや量であれば、トラックいっぱいになるまで定額料金で回収してもらえます。
回収可能なガラスは種類や大きさ、状態を問わず対応してくれるため、分別などの手間はありません。
トラックへの積み込みや屋内からの排出などもすべて、業者が対応してくれます。
申し込みの手順例は下記の通りです。
- 電話やネットで回収申し込み
- 回数品目や回収日時の確認
- 回収日当日スタッフが運び出し
- お支払い
最短即日で来てくれる業者も多いので、危険なガラスを長い期間保存しておく必要もありません。
大量の窓ガラスなども快く回収してもらえます。
自分で運ぶ必要もないため、非常に安全で手軽な処分方法だといえるでしょう。
ガラスを処分する際の注意点は?
ガラスを処分する際は、ケガをしないよう注意することが大切です。
とくに割れた状態のガラスは、ちょっとしたことで手などを傷つけてしまう心配があります。
自分だけでなくガラスを収集してもらう人もケガをすることがないよう、配慮をしたうえで排出することが重要です。
ガラスを処分する際は、たとえ割れていない状態であっても、新聞紙などで包んで出すようにします。
薄い紙だと突き破ってしまうこともありますので、できれば何枚か重ねて包んだほうが安全です。
あとは手にした人がわかるよう、「ガラス」「ワレモノ」など記載してあげると親切でしょう。
大きなガラスを小さくする方法
ケガなどのリスクを回避するためには、窓ガラスのような大きなガラスはできれば業者などに依頼するのがベストです。
しかしどうしても自治体の不燃ゴミなどで安く処分したいという場合には、小さくカットして処分する方法もあります。
ガラスを小さくする際は、周囲への飛び散によるケガなどに注意して行いましょう。
ガラスカッターで小さくカット
大きなガラスは、ガラスカッターという道具を用いて小さく切断することができます。
使用する道具は以下の通り。
- ガラスカッター
- カッティングオイル
- 段ボール
- 軍手
ガラスを割る手順と捨て方は以下の通り。
- ガラスカッターにカッティングオイルを注入
- 段ボールの上にガラスをのせる
- ガラスカッターでガラスに傷をつける
- 両手で慎重に持ち、傷を軸にガラスを折るようにして割る
- 新聞紙などで割れたガラスを包んで処分する
道具などでたたき割る
ガラスを細かく割って処分するという方法もあります。
特殊な道具などは不要ですが取り扱いには十分注意が必要です。
ガラスを割る方法は下記の通り。
- 処分したいガラスを新聞紙などでしっかりと包む
- 飛散防止のため、さらにビニール袋などに入れる
- ハンバーやトンカチなどでたたき割る
- 自治体指定のゴミ袋などに入れて処分する
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