ピアノの処分方法と費用!ピアノを格安で処分するには?
今回はピアノの処分方法と処分にかかる費用をご紹介します。
ピアノは種類や状態、置いてある場所などで処分費用も異なります。
ぜひ最後まで読んでいただき、ピアノ処分で損せず格安費用となる方法を選んでください。
ピアノの種類
ピアノの種類は主に3種類です。
ピアノの種類で大きさも重量も大きく異なり、当然処分費用も異なります。
グランドピアノ
「ピアノ」というと一般的にはグランドピアノのことを言います。
他のピアノと比較すると一目瞭然で違います。
グランドピアノは、高さ100㎝前後、間口150㎝前後、奥行き149cm~227㎝とかなり大きいことが分かります。
またグランドピアノの重量は255kg~410kgと幅があります。
一般的な住宅ではグランドピアノを置いておくスペースをとるのは難しいため、ピアノ教室やコンサートホールなどの広いスペースが必要です。
アップライトピアノ
アップライトピアノは、一般家庭ではよく見かけるピアノです。
グランドピアノに比べるとややコンパクトサイズで高さがあるのが特徴です。
アップライトピアノは高さ120cm~130cm、間口147cm~156cm、奥行き60cm~68cmほどです。
重量は210kg~275㎏ほどで、グランドピアノと同じくらいの重さのアップライトピアノもあります。
電子ピアノ
電子ピアノは鍵盤の数によってもサイズが異なります。
電子ピアノのサイズは、88鍵盤のものだと高さ90cm~100cm、間口145cm前後、奥行き46cm前後と非常にコンパクトです。
重量も40kg〜80kgと軽い電子ピアノが主流です。
重い電子ピアノでも重量100kgくらいとなっています。
電子ピアノはサイズと重量の面で、マンションなどでも設置しやすいのが特徴です。
ピアノの処分方法5選と費用
ここからはピアノの処分方法5選とそれぞれの費用相場を紹介します。
処分方法により、労力・時間・費用が変わってくるのでご自身に合った最適な処分方法を選んでください。
①自治体が行う粗大ゴミ回収で処分:1,500円~2,000円
各自治体で行っている粗大ゴミ回収でピアノを処分できる場合があります。
ただし、自治体で行っている粗大ゴミ回収では、ほとんどの場合ピアノは回収対象外の品目になっています。
グランドピアノ、アップライトピアノはほぼ回収対象外だと考えた方がいいでしょう。
電子ピアノだけは例外的に回収してくれる自治体がわずかながらあります。
自治体のサイトや窓口でピアノが粗大ゴミとして処分できるのか確認しましょう。
自治体で行う粗大ゴミ回収の流れは以下です。
1.インターネットや電話で回収の申込みをする
2.粗大ゴミ処理手数料を支払う(粗大ゴミ処理券を購入)
3.処分するピアノに粗大ゴミシールを貼る
4.収集日時に指定場所までピアノを運ぶ
自治体でピアノを処分するメリット・デメリット
自治体が行う粗大ゴミ回収は、処分にかかる費用が非常に安いことが大きなメリットです。
費用をなるべく抑えてピアノを処分したい方に向いている処分方法です。
しかし、ほとんどの自治体では粗大ゴミ回収の対象外となっています。
運よく回収対象になっていたとしても、回収完了までの手続きが複雑です。
また自治体の粗大ゴミ回収はおよそ1か月以上かかることが多く、ピアノを処分をすぐにしたい方にはデメリットが大きいです。
さらに自分でピアノを指定場所まで運ぶ必要があります。
電子ピアノだとしてもそれなりの重量があります。
運び出し作業では危険もありますし、難しいケースが多い処分方法です。
自治体粗大ゴミ回収で処分するのがおすすめなのは?
- ピアノの回収が可能な自治体に住んでいる
- 故障した電子ピアノがある
- 安く電子ピアノを処分したい
- 電子ピアノの運び出しが可能
②ピアノを売って処分:無料(収入になる)
まだ使えるピアノなら解体して捨てるよりも、売ることで処分を考えてみましょう。
フリマアプリやオークションなどでピアノを出品して処分することが可能です。
ピアノを売ることで、わずかではありますが収入も見込めます。
出品の際には以下のようなピアノの詳細がわかるようにしておくことが大切です。
- メーカー
- 製造年数
- 型番
- サイズ
- 重量
- ペダルの本数
- 鍵盤数
- 使用年数
- 前回の調律時期
さまざまな角度からピアノの写真を撮り、買いたいと思わせるような工夫が必要です。
購入した相手へのこまめな連絡も欠かせません。
ピアノを売って処分するメリット・デメリット
フリマアプリやオークションは、まだ使えるピアノならお値段次第で売却処分が可能です。
思い入れのあるピアノが他の人に引き続き使ってもらえるのはメリットです。
また思いのほか高額で売れることもあり、この後紹介する買取業者よりも高額な収入につながる可能性もあります。
しかしピアノの送料がかなり高額になります。
送料を相手持ちにもできますが、売価に上乗せすることになります。
出品されているピアノは電子ピアノであることが多く、グランドピアノやアップライトピアノは需要があまりないため、売れるまでに時間がかかることは考慮しなければなりません。
さらに出品の手間、購入後のやり取りなどにも時間や労力がかかります。
配送手配などの労力と見合った収入にいたらないことの方が多いのはデメリットです。
また高額な商品になるため、購入者とトラブルになる可能性もあります。
トラブルを避けるため、できるだけ正確なピアノの詳細情報を記載する、返品や返金の取り決めを行うなど細心の注意を払うことが重要です。
ピアノを売って処分するのがおすすめなのは?
- まだ使えるピアノを処分したい
- 思い入れのあるピアノで誰かに使ってほしい
- ピアノをすぐに処分する必要がない
- 配送手配などに労力がかけられる
- わずかでも収入にしたい
③ピアノ買取業者に依頼して処分:無料(収入になる)
まだ使えるピアノなら、ピアノ買取業者に買い取ってもらうのもおすすめの処分方法です。
ピアノ買取業者は専門業者です。
個人間の売買ではないため、比較的トラブルにもなりにくい処分方法だと言えます。
ピアノ買取業者をいくつか紹介しますので査定金額がいくらになるか相談してみてください。
タケモトピアノ
タケモトピアノはTVCMでもお馴染みのピアノ買取業者です。
昭和の時代から続くピアノ買取業者で、ピアノ買取業者の中でも、年間3.3万台以上の高額買取という十分な実績もあります。
査定費用や運送費用がかからないので利用しやすいです。
電話やインターネットでの査定申込みができます。
ピアノのメーカーや型番などの詳細がわかる状態にして査定を申し込むとスムーズです。
査定額で問題ない場合には、日時を決めて、当日引き取りに来ます。
引き取りが完了したら代金を支払い、ピアノ処分が完了です。
グランドギャラリー
グランドギャラリーは、ピアノの買取から販売まで行うピアノの専門業者です。
中古のピアノだけでなく、新品のピアノの取扱もあります。
また国内だけでなく国外のピアノも取り扱っている、2002年創業の比較的新しい業者です。
全国各地からの買取査定も行っており、LINEからの買取申込みも可能です。
オンラインで買取査定も申し込めるので、忙しい方にもおすすめです。
他社との比較査定もできるように配慮されているので、他のピアノ買取業者と比べて高い査定で売ることができます。
ヤマハピアノサービス
ヤマハピアノサービスは、ヤマハ株式会社が100%出資のヤマハ中古ピアノ専門会社です。
ピアノ査定、ピアノ買取、引き取り、下取りを行いヤマハ「リニューアルピアノ」の販売もしています。
ヤマハピアノサービスも日本全国対応(離島除く)です。
ヤマハのピアノだけの買取ではなく、他メーカーのピアノでも査定の対象になっています。
ヤマハのピアノ買取は「運送費込み」の査定額での提示です。
また事実と異なる申告をしない限り、後から査定額が下がるということもないと保証しています。
正確でわかりやすい査定額が提示されるので安心して依頼できる業者です。
ピアノ買取業者で処分するメリット・デメリット
フリマでの販売と異なり、需要や市場価格、年式などで買取金額が異なります。
しかしながら、買取によって収入になることはメリットでしょう。
また、ピアノ買取業者ではどんなメーカーでも買取を行っており、リニューアル販売していることもあります。
思い入れのあるピアノが国内や世界で再利用できるのもメリットの1つです。
ピアノ買取業者は電話やインターネット査定の方式をとっているため、メーカーや型式、ペダルの数などピアノの詳細な情報を調べておく必要があります。
ピアノの情報がわからないものは買取ができない可能性がありますので注意しましょう。
ピアノ買取業者で処分を依頼するのがおすすめなのは?
- まだ使えるピアノを処分したい
- 思い入れのあるピアノを再利用してほしい
- なるべく早くピアノを処分したい
- メーカーや年式などのピアノ詳細がわかる
- ピアノ買取で収入にしたい
- ピアノの買い替えをするタイミングである
④ピアノを譲渡・寄付する:無料~150,000円(遠方の場合)
ピアノを友人に譲渡したり、施設に寄付したりして処分する方法もあります。
フリマアプリで売るときのようなトラブルになる可能性は低く、相手にも喜ばれる処分方法でもあります。
ピアノを譲渡・寄付するメリット・デメリット
特に思い入れのあるピアノであれば、引き続き使ってもらえるという気持ちの面でのメリットが大きいでしょう。
緩和ケアの病院などでは演奏会なども開かれるため寄付も喜ばれます。
最も「誰かの役に立てる」という実感があるのが譲渡や寄付という手段です。
ただし、譲渡する場合でも寄付する場合でも、デメリットとなるのは費用です。
遠方への譲渡や寄付の場合、運び出しや運送費が高額になることが多いです。
相手との交渉次第ではありますが、費用が自分持ちになることは考慮しておきましょう。
ピアノを譲渡・寄付するのがおすすめなのは?
- まだ使えるピアノを処分したい
- 思い入れのあるピアノを再利用してほしい
- 費用がかかっても人の役に立ちたい
⑤不用品回収業者に依頼して処分:50,000円
不用品回収業者に依頼してピアノを処分することもできます。
処分費用はかかりますが、信頼のおける不用品回収業者なら利用者がピアノの運び出しをする必要もなく、簡単な処分方法でもあります。
不用品回収業者にピアノ処分を依頼するには、電話やインターネットでの申込みの作業のみというのも手軽で便利です。
不用品回収業者でのピアノ処分の流れは以下です。
1.電話やインターネットで見積り申込み
2.訪問見積りで回収金額提示・契約
3.希望の日時に訪問してピアノ回収
不用品回収業者で処分するメリット・デメリット
壊れたピアノなどピアノの状態に関わらず処分できるのは大きなメリットです。
また時間がなくてすぐにピアノを処分したい方でも、スピーディーにピアノ処分が可能です。
ピアノの処分での心配な面は多くが「運び出し」ですが、不用品回収業者なら運び出しもお任せできるのは大きなメリットです。
また、不用品回収業者は搬出や運搬も含めた料金で見積るため、ピアノ専門の搬出業者に比べると安くなるケースが多いです。
また、ピアノの他に不用品が大量にある場合には、不用品回収業者でまとめて回収できることもメリットになります。
大量の不用品をまとめて回収するので割安で処分することもできるのです。
しかし不用品回収業者でのピアノ処分の場合、階段料金やスタッフ追加がオプション料金として加算される場合があります。
オプション料金などが見積りに含まれているのか、内訳をしっかりと確認しておくことが重要です。
不用品回収業者で処分を依頼するのがおすすめなのは?
- 壊れている・古いピアノを処分したい
- なるべく早くピアノを処分したい
- 査定金額がつかなかったピアノを処分したい
- ピアノ運び出しまで一括で依頼したい
- 割安でピアノを処分したい
- 大量の不用品処分も同時にしたい
ピアノの処分費用内訳と相場
最後に処分するピアノの種類ごとの処分費用内訳を見ていきましょう。
ピアノは大きな楽器なので、処分するにも費用がかかります。
処分する方法を選ぶ際には以下のような条件を考慮して考える必要があります。
- ピアノの種類
- 解体が必要かどうか
- 何階にピアノがあるのか
- 運び出せる環境か
- 運送距離がどれくらいか
ピアノの種類によって、サイズが重量も違うので処分にかかる費用も異なります。
費用内訳 | グランドピアノ | アップライトピアノ | 電子ピアノ |
解体費用 | 30,000円~ | 30,000円~ | 解体しなくてOK |
搬出費用 | 20,000円~ | 10,000円~ | 10,000円~ |
運送費用 | 30,000円~ | 20,000円~ | 12,000円~ |
ピアノの解体費用
解体費用はピアノが運び出しできないときに、ピアノを解体する費用です。
電子ピアノを除いて、おおよそ30,000円ほどの解体費用がかかります。
解体せずに、そのまま運び出しが可能な場合には解体費用はかかりません。
ピアノの搬出費用
ピアノを運び出すための費用です。
ピアノは大型の楽器であるため、人件費や階段費用がかかります。
費用内訳 | グランドピアノ | アップライトピアノ | 電子ピアノ |
人件費 | 20,000円前後 | 10,000円前後 | 10,000円前後 |
階段費用 (1階ごと) |
5,000円〜10,000円 | 5,000円〜10,000円 | 2,500円〜8,000円 |
クレーン車利用費 | 10,000円〜25,000円 | 10,000円〜 | 10,000円〜 |
吊り下ろし費用 | 10,000円〜25,000円 | 10,000円〜30,000円 | 10,000円〜30,000円 |
ピアノは大きいので、2名から6名ほどの人手が必要になります。
戸建て住宅の2階から運び出す、マンションの2階以上から運び出す場合には、クレーン車を使っての作業や吊り下ろし作業を行います。
これらの作業がすべて必要とは限りませんが、スタッフ人数が多いほど、ピアノを運び出す部屋のフロアが高くなるほど高額になります。
ピアノの運送費用
ピアノの運送費用は、運ぶ距離が長くなるほど高くなります。
またグランドピアノは重量があるため、その分の運送費用も高くなります。
距離 | グランドピアノ | アップライトピアノ | 電子ピアノ |
10km以内 | 31,417円 | 18,200円 | 13,000円 |
~20km | 33,800円 | 20,150円 | 14,300円 |
~30km | 39,260円 | 22,100円 | 17,333円 |
~40km | 39,867円 | 23,400円 | 17,550円 |
50km〜79km | 49,400円 | 27,950円 | 22,100円 |
80km〜99km | 61,100円 | 34,450円 | 27,300円 |
100km〜120km | 67,340円 | 37,700円 | 31,525円 |
自分でピアノを運ぼうと考える方もいらっしゃいますが、軽トラックではピアノを積んで運ぶことはできません。
軽トラックには最大積載重量が350kgと決められているため、2人乗り込むと重量オーバーとなってしまうからです。
また中古ピアノとして譲渡・売る場合には、調律ができないなど故障の原因になるため、専門の業者に依頼するのがおすすめです。
ピアノの処分は「粗大ゴミ回収サービス」で!
ピアノの処分をする際には、5つの処分方法の中から自分に合う方法を見つけてください。
不用品回収業者では、ピアノの状態に関わらず処分することができます。
数ある不用品回収業者の中でも「粗大ゴミ回収サービス」ならピアノを含めて、その他の大量の不用品もまとめて格安で回収できます。
もちろんピアノだけでなく、すべての不用品の運び出しから回収までもお任せです。
ピアノ処分を考えている方はぜひ「粗大ゴミ回収サービス」にご相談ください。