電子レンジの処分方法5選!費用とメリット・デメリットは?
今回は電子レンジの処分方法と費用をご紹介します。
また電子レンジの処分方法ごとにメリットやデメリットをご説明します。
電子レンジは現代では高性能のものが販売されていますが処分の場合の費用も異なります。
電子レンジの買い替えで、以前使っていたものを処分する場合には無料で引き取りができたり、引越しや大掃除などで他の不用品と一緒に処分したりすれば格安で処分できることもあります。
この記事では電子レンジの処分を考えている方は、適切な電子レンジの処分方法を知ることができます。ぜひメリットの大きい処分方法選びましょう。
1)電子レンジは小型家電リサイクル法の対象
平成25年より小型家電リサイクル法が施行されました。まずは小型家電リサイクル法がどんなものなのかご説明します。
【1】小型家電リサイクル法とは?
これまでは、家電4品目と呼ばれるテレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・乾燥機などが対象となる「家電リサイクル法」でリサイクルを行っていました。しかし、小型家電には、鉄、アルミ、銅、貴金属、レアメタルなどの有用な金属などが含まれています。
日本では1年間に使用済みとなる小型家電は65万tとも言われ、そのうち有用な金属は28万tもあるのです。この金属を資源として取り扱い、リサイクルする目的で「小型家電リサイクル法」が施行されました。
【2】 電子レンジは小型家電リサイクル法の対象品目
小型家電リサイクル法の対象となるのは、携帯電話、デジタルカメラ、ゲーム機などおよそ400品目です。電子レンジも小型家電リサイクル法対象品目の1つです。具体的に回収・リサイクルする品目は自治体ごとに異なります。
小型家電リサイクル法対象品目例
- 電子レンジ
- アイロン
- ドライヤー
- 扇風機
- 電気こたつ
- 携帯電話
- ゲーム機
- デジタルカメラ
- 電子キーボード
- 電卓
- プリンタなど
2)電子レンジの処分方法と費用・メリットとデメリット
次に電子レンジの具体的な処分方法とかかる費用について解説していきます。
電子レンジの大きさや年式によっては、適さない処分方法もあるので注意してください。
【1】自治体の粗大ゴミや不燃ゴミで出す
自治体では電子レンジを粗大ゴミとして取り扱う場合と不燃ゴミとして取り扱う場合があります。電子レンジの大きさにもよりますが自治体では粗大ゴミとして取り扱う場合が多いようです。
自治体の粗大ゴミ回収方法で申し込み、粗大ゴミ回収用のシールを購入、指定日に回収場所まで運搬して回収してもらう流れです。小型リサイクル家電として取り扱う場合には、自治体でリサイクルの記載があり、無料で回収の場合もあります。
①自治体の粗大ゴミや不燃ゴミで出すメリット・デメリット
自治体での電子レンジ処分は、費用が安く済むことがメリットです。しかし、申し込みから電子レンジ回収までの時間が1か月以上かかることも多くあります。処分までの時間が長くかかることはデメリットです。また電子レンジを粗大ゴミの回収場所まで運搬することが必要になります。高齢者など運搬が難しい場合には不向きです。
②自治体の粗大ゴミ回収の費用
- 費用相場:無料~400円
小型家電リサイクル法対象品目として無料で回収する自治体もあります。費用がかかる場合でも電子レンジを自治体で粗大ゴミとして処分する場合の費用は、数百円ということが多いです。自治体によって異なりますが東京23区の場合では、電子レンジ回収費用は400円となっています。
③自治体の粗大ゴミ回収で処分するのがおすすめのケース
- 1か月以上の時間的余裕がある
- 回収場所までの運搬が問題ない
- 処分費用を安くしたい
【2】家電量販店に下取り・引き取りしてもらう
電子レンジは家電量販店(ヤマダ電機、ビックカメラなど)での回収も可能です。電子レンジの買い替えに伴い、下取りや無料で回収サービスを提供している店舗もあります。
家電量販店で下取り・引き取りとなった電子レンジは、小型家電リサイクル法対象品目としてリサイクルされることになります。
①家電量販店で下取り・引き取りのメリット・デメリット
家電量販店ごとに処分費用は異なりますが、電子レンジの買い替えに伴っての下取り・引き取りでは、無料になることも多いのがメリットだと言えます。
ただし、家電量販店ごとに無料での引き取り条件が細かく決められており、持ち込みの場合に限られていることが多いのはデメリットです。また電子レンジの年式や状態によっては、引き取りができない場合もあるので注意が必要です。
②家電量販店下取りで電子レンジを処分する費用
- 費用相場:無料~4,400円(条件により異なる)
それぞれの家電量販店が電子レンジの下取りや引き取りサービスを行っているのか確認してください。以下は電子レンジの回収を行っている家電量販店と費用です。引き取りのみの場合と、電子レンジの買い替えのときではかかる料金が異なることもあります。
家電量販店名 | 電子レンジ処分費用 | 備考 |
ヨドバシカメラ | 550~4,400円で引き取り | 3辺合計サイズで金額が変わる |
ビックカメラ・コジマ | 購入商品と同一商品を無料下取り | 動作しなくてもOK |
ヤマダ電機 | 最大2,000円で買い取り、1,000円で回収 | 訪問回収の場合は追加料金加算 |
ケーズデンキ | 2,200円で引き取り | 訪問引き取りのみの場合は出張料金加算 |
エディオン | 550円で引き取り | 3辺が120cm以下で重さが10kg以下 |
ジョーシン | 550円~1,100円で引き取り | 運搬費用がかかる場合あり |
ベスト電器 | 1,100円で引き取り | |
ノジマ | 購入商品と同一商品・同一数量を購入で無料処分 | 30日以内・モバイルポイント会員限定 |
③家電量販店に下取り・引き取りがおすすめのケース
- 電気量販店で電子レンジの買い替えをした
- 処分したい電子レンジを運搬できる
【3】フリマやオークションで販売する
メルカリやYahoo!オークションで電子レンジを販売して処分する方法です。使うサービスによってあらかじめ会員登録が必要です。
①フリマやオークションで販売するメリット・デメリット
フリマやオークションで販売する処分方法では、販売金額が収入となることがメリットです。電子レンジの年式や状態よっては高額で売れることもあります。他の不用品などもセット販売している場合もあるので、やり方次第で大きな収入になることもあるでしょう。
しかし出品までの手順が複雑であることはデメリットです。写真やサイズ、型番などの電子レンジの詳細な機能を確認し、出品情報に記載することが必要です。また、発送手続きで電子レンジを運搬する必要があることはデメリットでしょう。
壊れていてすでに利用できない電子レンジだと売れずに処分できないことが多いので。売れなかった電子レンジは他の方法で処分することになります。
②フリマやオークションで電子レンジを処分する費用
- 費用相場:無料
フリマやオークションで販売するため、電子レンジの処分費用はゼロです。むしろ、販売することで収入にもなり得ます。電子レンジの年式や機能など需要次第で、大きな収入にもなるででしょう。
③フリマやオークションで販売するのがおすすめのケース
- 新しい年式のまだ使える電子レンジを処分したい
- とにかく安く処分したい
- 出品手続きや発送などの手間が苦ではない
【4】リサイクルショップに買い取ってもらう
まだ使える電子レンジなら、リサイクルショップに持ち込んで買取をしてもらい処分することもできます。フリマやオークションでの販売と似ていますが、面倒な手続きがないので近くにリサイクルショップがあれば問い合わせてみましょう。
①リサイクルショップ買い取りのメリット・デメリット
リサイクルショップでの買い取りでは、引き取りの簡単な手続きで処分費用がゼロになるのはメリットです。フリマやオークションよりは、やや安く買い取りとなる傾向にありますが、収入になるのはメリットです。
ただしリサイクルショップでは壊れた電子レンジやあまりにも旧式の電子レンジは買い取りができないことがあります。また、リサイクルショップに持ち込む必要があるので、運搬の労力がかかることはデメリットでしょう。
②リサイクルショップ買い取りで電子レンジを処分する費用
- 費用相場:無料
リサイクルショップに持ち込みが可能で買い取り対象となる電子レンジであれば、処分費用はゼロです。
出張買い取りのサービスでリサイクルショップに買い取りをしてもらう場合には、出張費がかかる場合もあるので買い取り金額はさらに安くなります。新しい年式の電子レンジならば、需要があるため高値での買い取りも期待できます。
③リサイクルショップに買い取ってもらうのがおすすめのケース
- 新しい年式のまだ使える電子レンジを処分したい
- とにかく安く処分したい
- リサイクルショップまで運搬の手段がある
【5】不用品回収業者に回収を依頼する
不用品回収業者に依頼し回収する電子レンジの処分方法です。不用品回収業者の中でも買い取りサービスを行う業者もあり、まだ利用可能な電子レンジなら費用がかからず処分できる場合もあります。手続きも簡単で、電話やインターネットで申し込み、不用品回収が訪問して回収するだけです。
①不用品回収業者回収のメリット・デメリット
不用品回収業者を利用して電子レンジを処分するには、時間も労力もほとんど必要ないことが大きなメリットです。即日対応している不用品回収業者なら、見積り後30分以内に処分することも可能です。LINEやメールなどでの見積りが可能で、回収料金もすぐにわかるため、複数の不用品回収業者を比較して安く回収できる方法を選んでください。
デメリットとしては、他の処分方法に比較するとやや費用が高くなることです。利用する不用品回収業者によっては、出張費や車両費などが追加でかかる場合があります。他にも不用品があってまとめて回収する場合や買い取り対象となった場合には、単品で電子レンジを回収する場合よりも割安となります。
②不用品回収業者回収で電子レンジを処分する費用
- 費用相場:無料~5000円
電子レンジ単品で不用品回収を依頼した場合、おおよそ2000円~5000円と他の方法よりも割高になる傾向があります。ただし買い取りや無料引き取りが可能な不用品回収業者の場合では、処分費用がゼロになることもあります。
③不用品回収業者に回収を依頼するのがおすすめのケース
- 電子レンジの他に処分したい不用品がたくさんある
- 時間的に余裕がなくすぐに電子レンジを処分したい
- 壊れた電子レンジを処分したい
- 電子レンジを運ぶことができない・運ぶ手段がない
- 面倒な手続きなしで処分したい
- 新しい年式のまだ使える電子レンジを処分したい
3)電子レンジ処分方法のまとめ
電子レンジは、小型家電リサイクル法の対象品目の1つです。
正しく処分すればリサイクルもでき、エコな行動にもつながります。
電子レンジは、年式や壊れているかどうかなど条件によって最適な処分方法が異なります。
条件ごとに費用や処分までにかかる時間、運搬が必要かどうかなどを比較し、メリットの大きい最適な処分方法を選んでください。