この記事では食器棚の9つの処分方法と費用相場をお届けします。

食器棚の状態によっても処分方法や費用も変わります。

失敗しない食器棚の処分方法も紹介しますので、ご自身の状況に合わせて適切な処分方法を選んでください。

 

食器棚を自治体で処分する方法

自治体によって食器棚の分別が異なることがあります。

自治体での食器棚の処分方法は主に4つあります。

 

自治体の可燃・不燃ゴミとして処分：無料

多くはありませんが、食器棚を可燃ゴミや不燃ゴミとして分類している自治体があります。

自治体の可燃ゴミや不燃ゴミとして処分する場合には、そのままでの回収はできず、食器棚を解体する必要があります。

 

解体する際には、可燃ゴミや不燃ゴミを回収するゴミ袋に入る大きさに細かく分けることも重要です。

 

かかる費用はゴミ袋代だけなので無料での処分方法であるとも言えるでしょう。

自治体で可燃・不燃ゴミとして食器棚を処分するのがおすすめなのは以下のケースです。

 

• 食器棚を可燃・不燃ゴミとして取扱う自治体に住んでいる
• 破損している食器棚がある
• 食器棚の解体が比較的簡単にできる

 

自治体の粗大ゴミ回収で処分：400円～3,000円

自治体ごとに粗大ゴミの規定は一辺の長さや、重量などに決まりがあります。

食器棚はサイズの大きなものが多いため、通常自治体の粗大ゴミ基準に当てはまる品目となります。

また、自治体では解体した食器棚であっても、粗大ゴミとしての回収を行うことがほとんどです。

 

自治体での粗大ゴミ回収の流れは以下のように行います。

 

• 食器棚のサイズを測る
• 粗大ゴミ回収を電話やネットで申し込む
• 粗大ゴミ処理券を購入する（料金の支払い）
• 食器棚に粗大ゴミ処理券を貼る
• 当日回収場所まで食器棚を運ぶ

 

自治体での粗大ゴミ回収では、食器棚の処分料金が安いことがメリットです。

しかし、申込みから回収まで1か月以上かかることもあり、自分で回収場所までの運搬が必要です。

時間に余裕がない方や食器棚を運び出すことが難しい方には不向きな処分方法です。

 

自治体の粗大ゴミとして食器棚を処分するのがおすすめなのは以下のケースです。

 

• 安く食器棚を処分したい
• 食器棚の処分に時間がかかっても問題ない
• 自分で食器棚の運び出しができる

 

自治体の粗大ゴミ持ち込みで処分：無料～1,500円

食器棚を自治体のゴミ処理施設に直接持ち込んで処分する方法もあります。

自治体の施設に持ち込む場合、重量によって費用が変わるため大きな食器棚になるほど処分費用が高くなります。

 

しかし自治体での粗大ゴミ回収よりも処分費用は安くなり、半額ほどの費用となります。

デメリットとしては、すべての自治体が持ち込みを受け付けていないこと、運搬手段を自身で手配しなければならない点です。

 

自治体の粗大ゴミ持ち込みで食器棚を処分するのがおすすめなのは以下のケースです。

 

• 自治体が粗大ゴミの持ち込みを受け付けている
• 自身で運搬手段が確保できる
• 食器棚の処分費用をなるべく安く抑えたい

 

自治体のリサイクル販売で処分：無料～3,000円

東京港区などごく少数の自治体では、食器棚を無料で引き取り、リサイクル販売していることがあります。

食器棚を自治体でリサイクル販売する場合には、自治体で食器棚の査定を行った後、引き取りという流れになります。

 

自治体で引き取りは食器棚の処分費用自体は無料ですが、自治体のルールで食器棚の運搬費用がかかる場合があります。

そのため、配送費用込みでの処分費用として処分相場を3,000円としています。

 

自治体のリサイクル販売で食器棚を処分するのがおすすめなのは以下のケースです。

 

• 自治体が引取・リサイクル販売を行っている
• 状態の良い食器棚を処分したい
• 安く食器棚を処分したい

 

食器棚を売って処分する方法

食器棚の状態が良好であれば、売って処分する方法もあります。

食器棚を売却するため、わずかながらでも収入となるのがメリットです。

 

家具買取専門業者やリサイクルショップで処分：無料

買い取った食器棚を中古販売する目的で、家具を買取りしてくれる専門業者やリサイクルショップもあります。

まだ十分にきれいな食器棚なら家具買取業者に売却して処分する方法もおすすめです。

 

家具買取専門業者は、ほとんどが出張買取となっています。

リサイクルショップでは出張買取、持ち込みでの買取があります。

 

持ち込み買取の場合には運搬手段が必要な点はデメリットとなることもあります。

どこで買取をしてもらうのかは、いくつかピックアップして査定してもらい、比較して選択してください。

 

買取を希望する場合、比較したい点は以下です。

 

• 処分対象の食器棚が買取可能か
• 出張買取か持ち込み買取か
• 持ち込みの場合運搬手段が確保できるか

 

食器棚の状態やメーカーによっては買取金額が高額になる可能性もあります。

特にブランド品の食器棚は、需要もあるため高額買取になる傾向があります。

日本製の食器棚ならパモウナ社製、イタリア、スウェーデン、ノルウェーなどの海外製の食器棚も人気があります。

 

ニトリやIKEAの食器棚はリーズナブルですが、中古家具としての市場価値は低めです。

アンティーク調の食器棚や製造年が新しい食器棚も需要があるため、まずは買取査定を申し込んでみてください。

 

買取対象外になってしまった場合には、他の処分方法を選ぶようにしてください。

家具買取専門業者やリサイクルショップでの買取処分が食器棚を処分するのがおすすめなのは以下のケースです。

 

• ブランド食器棚を処分したい
• 製造年が新しい食器棚を処分したい
• 状態の良い食器棚を売却して収入にしたい

 

フリマアプリ・オークションで処分：無料

メルカリやヤフーオークションなどのアプリで食器棚を処分する方法です。

買取での処分方法とは異なり、購入者が送料を支払うことが多いです。

そのため、出品手続き、配送手配がスムーズに進めば、簡単に食器棚を処分できる方法とも言えます。

 

しかし、食器棚の価値をすべての人がわかるわけではありません。

フリマアプリやオークションなどの相場価格以下で販売しないと、なかなか売れないという事態にもなりえます。

 

また、出品の際には食器棚のサイズや重量、状態などを細かく記載しておく必要もあります。

多くがインターネットだけの個人の間でのやり取りであるため、トラブルにならないよう最大限の配慮も必要です。

 

フリマアプリ・オークションでの処分が食器棚を処分するのがおすすめなのは以下のケースです。

 

• 状態の良い食器棚を処分したい
• わずかであっても収入にしたい
• 購入者とのやり取りが苦にならない
• 処分するまでに十分な時間的余裕がある

 

家具販売店の引取で処分：無料～5,000円程度

家具販売を行う店舗で新しい家具を購入する際に、古い食器棚を引取サービスで処分する方法もあります。

家具販売店の引取の条件も、店舗によって異なります。

 

・ニトリ

ニトリの実店舗やニトリネットで家具を購入することが条件です。

ニトリでの家具の引取は、購入する家具と同じ品目である必要はありません。

購入した家具と引取りする家具が、同数量または同容量までであれば引取可能です。

 

またニトリでの引取は、1注文につき4400円（税込）の費用がかかります。

家具の引取処分は、ニトリ全店舗での実施ではないため店舗に確認しましょう。

 

・ベルメゾンネット

家具や衣類などの通販で有名なベルメゾンネットでは、家具の無料引取を行っています。

引取の条件は、新しく購入する家具と同じ品目の家具であることです。

 

また、対象となる食器棚はベルメゾンネットで販売されているものに限るという点にも注意が必要です。

セール商品以外で販売価格が41,800円（税込）以上、大型商品送料7,150円（税込）という条件もあります。

 

ベルメゾンネットでの家具がお気に入りの方には、無料で食器棚を処分できるお得な処分方法だともいえるでしょう。

家具販売店での引取による処分は、店舗によって条件が限られています。

 

運搬の手段がなくても新しい家具の配送と同時に処分することができるため、効率も良い方法でもあります。

家具販売店の引取で食器棚を処分するのがおすすめなのは以下のケースです。

 

• 新しい家具の購入予定がある
• 家具販売店の引取条件に合う食器棚を処分したい

 

食器棚を寄付して処分：3,000円～50,000円

食器棚を寄付することで処分する方法もあります。

寄付の方法が簡単な、寄付専門の団体や業者もあります。

寄付専門団体・業者では、主に海外でのリユースを目的として、随時不用品の寄付を受け付けています。

 

処分したい食器棚を送る配送費用のみかかりますが、まだ利用可能な食器棚であれば、寄付することができます。

大きな食器棚ではかなり配送費用が高額になりますので、配送にかかる費用を考慮して手続きを進めてください。

食器棚が寄付できる団体・業者は以下のようなものがあります。

 

・もったいないボランティアプロジェクト

もったいないボランティアプロジェクトでは、不用品として寄付された家具や衣類などを障害のある方に委託し、仕分けや梱包を行います。

不用品は、海外のリユースショップで販売されたり、ミャンマーの孤児院の子どもたちに送られたりしてリユースされることになります。

 

食器棚を寄付することで、障害のある方の就労支援や教育支援にもつながっています。

寄付することでの食器棚の処分では、配送費用がかかるというデメリットはあるものの、誰かの役に立てるという気持ち的なメリットが得られるのも特徴です。

 

食器棚を寄付する処分方法は、世界的によく耳にするようになった「SGDs」にもつながる活動とも言えます。

SDGsとは国連加盟193か国が、2016年～2030年の間で達成するために掲げた目標のこと。

世界規模での環境や人権・貧困への配慮が求められています。

 

食器棚を寄付して処分するのがおすすめなのは以下のケースです。

 

• 傷・汚れは多少あるがまだ使える食器棚を処分したい
• 食器棚をリユースしてもらいたい
• 誰かの役に立ちたい

 

不用品回収業者に依頼して処分：3,000円～10,000円

最後にご紹介するのは、食器棚を不用品回収業者に依頼して処分する方法です。

不用品回収業者は、食器棚単品での回収も可能です。

 

費用相場が3000円以上と他の処分方法に比べやや高額に感じますが、さらに安く処分できる方法もあります。

食器棚以外の不用品が多くある場合には、定額プランを利用することで割安での処分が可能です。

 

定額プランとは、決まったサイズのトラックに不用品が載せ放題の料金プランです。

大きな食器棚の回収だけではなく、他の家具や家電、食器、衣類、雑誌など不要となったものをまとめて回収できます。

 

以下は、不用品回収業者の定額プランの費用相場です。

定額プラン名称	費用相場
軽トラック積み放題プラン	25,000円～40,000円
1.5tトラック積み放題プラン	42,000円～60,000円
2tトラック積み放題プラン	60,000円～80,000円
4tトラック積み放題プラン	80,000円～

 

また不用品回収業者では、大きな食器棚でもスタッフが運び出しを行います。

食器棚を運び出すことが困難な方には特におすすめの処分方法です。

 

不用品回収業者への処分依頼は、電話やメールだけで完了する最もシンプルなものです。

不用品回収業者に依頼して食器棚を処分するのがおすすめなのは以下のケースです。

 

• とにかくすぐに食器棚を処分したい
• 面倒な手続きをしたくない
• 他の不用品もまとめて処分したい
• 食器棚を運び出すのが困難
• 食器棚の処分費用を安く抑えたい

 

食器棚処分なら「粗大ゴミ回収サービス」が失敗なし！

食器棚の処分方法と処分費用の相場をご紹介しましたが、それぞれメリット、デメリットがあります。

一番手軽でどんな方にもメリットが最大限に得られる処分方法が、不用品回収業者に依頼して処分する方法です。

不用品回収業者での食器棚の処分は「粗大ゴミ回収サービス」がおすすめです。

 

当日でも食器棚の処分ができる

即日回収を行っている粗大ゴミ回収サービスなら、処分したい当日に依頼して回収も可能です。

食器棚の単品回収ならLINEやメールだけでの見積りも可能なので、急ぎの処分を希望する方にはピッタリです。

 

処分までの手続きが簡単

粗大ゴミ回収サービスは電話・メール・LINEでの見積りを受け付けています。

仕事や家事の隙間時間でも、簡単な手続きで面倒さはありません。

 

食器棚の運び出しもお任せ

高齢者や女性だけの世帯でも粗大ゴミ回収サービスなら安心です。

食器棚を運び出すことが困難な方は粗大ゴミ回収サービスにまずはご相談ください。

 

食器棚の買取も可能

粗大ゴミ回収サービスでは不用品の買取も行っています。

食器棚が買取対象になれば、実質無料での処分もできるかもしれません。

食器棚を買取を希望している旨を見積り時にお申し付けください。

 

他の不用品も一緒にお得に処分できる

食器棚の他にも不用品がある場合にも粗大ゴミ回収サービスがおすすめです。

定額プランを利用して、業界最安値での不用品回収を実現します。

 

失敗しない食器棚の処分方法をお探しならぜひ粗大ゴミ回収サービスにご相談ください。