農具の処分方法を農機具・農工具・農業資材ごとに詳しく解説
この記事は、農具の処分方法について解説しています。
農具の処分方法は、農機具(農業機械)・農工具・農業資材によって変わります。
カテゴリ分けを確認しつつ、各カテゴリごとに処分方法を確認していきます。
農具を買い替えたい方、農具を処分したい方、農業を辞める方はぜひ、ご一読ください。
農具とは
「農具」は、大まかに以下の3つのカテゴリに分けられます。
- 農機具(農業機械)……耕運機(耕耘機)・トラクター・玄米保冷庫・噴霧器・チェーンソーなど
- 農工具(土農具・土農工具・道具)……スコップ・鎌・移植ゴテ・ツルハシ・刈払機・撒水用品など
- 農業資材……ハウス用ビニールや防虫ネット・支柱・防獣用金網など
他にも農業では、バケツやざる、軍手、園芸鋏など一般的な生活で使うものも使用します。
カテゴリごとに処分方法を解説していきます。
農機具の処分方法
農機具は自治体では処分できません。
以下の順番で処分方法を選んでください。
①買取
農機具を処分する際は、まずは買取を考えてください。
かなり古いタイプの農機具や、動かなくなった農機具でも買取してもらえることもあります。
価格がつかなかったとしても、無料引取りをしてくれる業者も存在します。
なぜなら、農機具を買取している業者は、海外にも販路があるからです。
日本の農機具は海外でとても需要があるため、パーツだけでも売れます。
お金を払って捨てるよりも、まずは買取業者を調べて連絡をすることをおすすめします。
そのときは、出張査定無料の業者を選ぶようにしましょう。
中には、ネットや電話で簡単査定ができる業者もあるので、複数の業者で値段を調べてみてください。
査定の際は、農機具をきれいにしてから臨みましょう。
②下取りに出す
農機具を買い替えるときは、メーカーや販売店に古い農機具を下取りに出すのも良いでしょう。
下取りに出せば業者が引き取りに来てくれるため、手間がかかりません。
ただし、下取りの場合は競合がないため、買取よりも価格が下がる可能性があります。
買い替えのときも念のため、ネットの簡単査定だけでもしておくと相場が判るので、
まずは買取を考えてみてください。
③農協に相談する
JA(農業協同組合)の組合員なら、農協に相談するのも手です。
状況によっては買取ってもらえることもありますが、農協は地元密着です。
それは、販路が狭いことに直結するため、下取りと同じく買取価格はあまり期待できません。
下取りも買取も納得できない場合は、農協に依頼する、という方法を取ってください。
④ジモティーに書き込む
買取や下取り、農協が使えないときや、地元の人に農機具を使ってもらいたいときは、
ジモティーを利用するのも良いでしょう。
ジモティーならば、自分の言い値で販売できますし、家まで取りに来てもらうこともできます。
ただし、不具合や傷がある場合は、必ず写真と一緒にコメントを記載してください。
⑤知人に譲る
近所に農機具を使いたい方が居れば譲るのもおすすめです。
処分費用がかからない上に、リサイクルにもなります。
ただし、不具合や傷がある場合は、後のトラブルを避けるためにも正直に話しておきましょう。
⑥スクラップ業者に依頼する
スクラップ業者(寄せ屋)は、金属の量や種類によって買取をしてくれます。
ただし、これは最終手段と考えておきましょう。
なぜなら、スクラップ業者は資材価格としての買取になるため、商品価格は考えません。
とても安価な買取になるからです。
⑦不用品回収業者に依頼する
スクラップ業者に持って行くことができないときは、
不用品回収業者を利用すると良いでしょう。
不用品回収業者は必ず引取りに来てくれます。
そのうえ、農工具や農業資材なども引き取ってもらえるので、一緒に依頼することも可能です。
農業を廃業する場合は特に便利でしょう。
農工具(土農具・土農工具・道具)の処分方法
個人農家が出したものであっても、農業で出たごみは事業系ごみです。
鍬やスコップなどの農工具は、多くの自治体で粗大ごみや燃えないごみに排出できますが、
これは一般家庭で出したごみの場合です。
農家が扱った農工具は、例えホームセンターで売っている剪定鋏でも、産業廃棄物に該当します。
産業廃棄物は、自治体によっては清掃センターやゴミ処理場に直接持ち込むことができますが、
それ以外の場合は、「産業廃棄物処理業者」に依頼してください。
スコップなど金属でできているものなら、スクラップ業者に持っていくことも可能です。
ただし、草刈り機や刈払機、撒水用品などの機械類は買取可能な場合があります。
こうしたものは農機具と同じ手順で処分方法を考え、まずは買取業者に確認することをおすすめします。
農業資材の処分方法
農業資材は、産業廃棄物と事業系一般廃棄物にわけられます。
産業廃棄物
産業廃棄物に該当する農業資材は以下のものです。
- 農業用廃プラスチック類(ビニールハウスやトンネル、 マルチ等の被覆資材、プラスチック製のかご、バケツ)
- ポリ容器(肥料や農薬の空袋・容器等)
- 育苗箱
- 廃農薬(期限切れ農薬等)、廃油
- 釘、針金、ビニペット、 鉄管、機械部品
- ハウスの廃資材(鉄骨等)
産業廃棄物の処分は、不用品回収業者などの「産業廃棄物処理業者」に依頼してください。
または、自治体によっては清掃センターやゴミ処理場に直接持ち込むことができます。
事業系一般廃棄物
事業系一般廃棄物に該当する農業資材は以下のものです。
- 紙類(ダンボールなど)
- 木材
- 作物残さ(摘葉、摘果、剪定枝、栽培終了後の株等)
事業系一般廃棄物の処分は、自治体によって変わります。
家庭用の一般ごみと一緒に無料で回収してくれる自治体もあれば、手数料を取って回収してくれる自治体もあります。
中には、回収はしておらず、産業廃棄物処理業者に依頼しなければならない自治体もあるので、まずは自治体の決まりを確認してください。
清掃センターやゴミ処理場への直接持ち込みについても、確認が必要です。
もちろん、民間のリサイクル施設に搬入することは自由です。
不用品回収業者をお得に利用するには
不用品回収業者は、大抵の不用品を回収することが可能です。
農機具(農業機械)、農工具、農業資材はもちろん、家電や家具、本、衣類なども回収できます。
不用品回収業者のほとんどが、出張見積もり無料です。
できるだけ3社以上の不用品回収業者に見積もりを取り、スタッフの対応を確認しておきつつ価格競争を起こさせることで値段を下げさせることをおすすめします。(相見積もりと呼びます)
また、不用品回収業者は、単品回収とトラック載せ放題プラン(定額プラン)の2種類を用意している業者がほとんどです。
単品回収は問い合わせをしなければ料金がわからない業者が多いものの、1つの不用品処分費用を考えると、当然トラック載せ放題プランの方が単品回収よりも安く済みます。
いくつかの不用品があるならば、定額プランをおすすめします。
定額プランの相場は以下の通りです。
不用品回収定額プラン | 目安の間取り | 料金相場 |
---|---|---|
カゴ台車積み放題プラン | みかん箱16箱ほど | 12,000円~ |
軽トラック積み放題プラン | 1R~1K | 28,000円~40,000円 |
1.5tトラック積み放題プラン | 1DK~2DK | 45,000円~60,000円 |
2tトラック積み放題プラン | 2DK~2LDK (トラックによる) |
60,000円~80,000円 |
4tトラック積み放題プラン | 3DK以上 | 80,000円~お見積もり |
農具の処分は粗大ゴミ回収サービスへ!
粗大ゴミ回収サービスは、農具の処分が可能です。
特におすすめなのは、業界最安値の軽トラパック積み放題プラン14,800円ですが、これにはトラクターなどの大きな農機具は積めません。
農工具や農業資材、チェーンソーなどの小さな農機具は積むことができます。
他にも、粗大ゴミ回収サービスでは、1.5tトラック載せ放題プランは34,800円、2tトラック載せ放題プランは54,800円など、相場よりも安い値段を実現しています。
そのうえ、WEB限定クーポン券でさらに2,000円割引、新社会人様割引は最大15%OFFクーポンもあります。
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