衣類乾燥機を処分する方法は?処分費用の目安と注意点を徹底紹介
衣類乾燥機は、「リサイクル対象家電」に分類される、リサイクルが義務付けられた品目です。
自治体の粗大ゴミとして排出できず、処分をする際にはリサイクル料なども必要です。
そのため処分方法に頭を悩ませている人も少なくありません。
本記事では、この衣類乾燥機の処分方法と、かかる処分費用の目安についてわかりやすく解説していきます。
衣類乾燥機はリサイクル法対象品目
衣類乾燥機は、テレビや洗濯機と同様、自治体の粗大ゴミに出すことができない品目に当たります。
処分する際には、家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)にのっとり、家電メーカ等でリサイクルを行うことが義務付けられているためです。
これにはリサイクル可能な資源をムダにしない目的と、不法投棄など違法な形で廃棄されるのを防ぐ目的があります。
なお、リサイクルが義務付けられているのは、「ガス式」や「電気式」の衣類乾燥機が対象です。
衣類乾燥機能が付いた布団乾燥機や除湿器などはこの対象にはなりません。
衣類乾燥機の処分にはリサイクル料金が必須
衣類乾燥機を処分する場合にはリサイクルすることが義務付けられているため、リサイクル料金が必須となります。
このリサイクル料は、処分方法が異なる場合でも必ずかかってくる費用です。
リサイクル料金は衣類乾燥機を販売しているメーカーによって、あらかじめ決められています。
衣類乾燥機の場合はメーカーで料金が固定されているため、型番やサイズなどは確認しなくても大丈夫です。
国内メーカー品の場合、リサイクル料は2,530円または2,805円がほとんど。
海外メーカーの場合は、2,640円または3,300円ほどとなっています。
衣類乾燥機の家電リサイクル料金例
メーカー | リサイクル料金 |
シャープ | 2,530円 |
東芝ライフスタイル | 2,530円 |
パナソニック | 2,530円 |
日立グローバルライフソリューションズ | 2,530円 |
富士通ゼネラル | 2,530円 |
三菱電機 | 2,530円 |
アイリスオーヤマ | 3,300円 |
エスケイジャパン | 3,300円 |
LG Electronics Japan | 2,530円 |
サムスン電子ジャパン | 2,640円 |
ツインバード工業 | 3,300円 |
ニトリ | 3,300円 |
ヤマダ電機 | 2,805円 |
衣類乾燥機の処分方法と費用の目安
衣類乾燥機を適切に処分するには、主に以下のような方法があります。
- 衣類乾燥機を購入した店舗で処分依頼をする
- 買い替えに伴い家電店などで引き取ってもらう
- 家電回収協力店に回収を依頼する
- 指定引取場所へ直接持ち込む
- リサイクルショップに買取依頼する
- オークションやフリマアプリで出品する
- 不用品回収業者に依頼する
おおよその費用の目安は以下のとおりです。
処分方法 | 収集・運搬料金 | リサイクル料金 |
---|---|---|
購入した店舗で処分依頼をする | 3,000円~5,000円程度 | 必要 |
買い替え時に引き取ってもらう | 無料または2,000円前後 | 必要 |
家電回収協力店に依頼する | 3,000円~5,000円程度 | 必要 |
指定引取場所へ直接持ち込む | 無料 | 必要 |
リサイクルショップに買取依頼 | 不要 | 不要 |
オークションやフリマに出品 | 配送料実費 | 不要 |
不用品回収業者に依頼する | 4,000円~8,000円程度 | 必要(場合によっては不要) |
収集・運搬を依頼する場合には、リサイクル料に加えて「収集・運搬料金」が発生します。
収集・運搬料とは、自宅からリサイクル施設まで持ち込むために必要とされる料金です。
この収集・運搬料の金額は、小売業者が自由に料金を設定できます。
リサイクル処分を依頼する場合には、「収集・運搬料+リサイクル料金」の合計金額を支払う必要があることを理解しておきましょう。
購入した店舗で処分依頼をする
- 処分費用目安:収集運搬料(3,000円~5,000円)+リサイクル料金
衣類乾燥機を購入した店舗がわかっている場合には、その店舗に回収処分を依頼することができます。
販売店ごとで引取り方法が異なるため、電話などで引取り依頼を行うとスムーズです。
収集運搬料は販売店によって異なります。リサイクル料金との合計を、収集の際に現金で支払うのが一般的な流れです。
購入店舗に直接商品を持ち込んだ場合でも、その店舗からリサイクル施設までの配送費として「収集運搬料」が必要となるのが一般的です。
持ち込んだ方が安いと思い込まず、まずは費用も含めて店舗へ確認するようにしましょう。
過去に購入した場合の各家電量販店の収集・運搬料例
家電量販店 | 収集・運搬料 |
---|---|
ビックカメラ | 5,000円 |
ヨドバシカメラ | 2,750円 |
ジョーシン電気 | 3,300円 ※配送エリア外は別途料金が必要 |
ヤマダ電機 | 2,750円 |
買い替えに伴い家電店などで引き取ってもらう
- 処分費用目安:収集運搬料(3,000円~4,000円)+リサイクル料金
衣類乾燥機や洗濯機の買い替えを行う際、その購入店に衣類乾燥機を回収してもらうこともできます。
新しい衣類乾燥機などを購入する際に、購入店で回収申し込みを行います。
通常、購入した商品を配送・設置する際に、配送や設置を担当した業者がそのまま回収していく流れです。
その際、収集運搬料とリサイクル料金の合計金額を、現金で支払います。
新しい商品を購入しているため、回収のみの場合よりも収集運搬料を安く設定している小売店が多いようです。
買い替えに伴う各家電量販店の収集・運搬料例
家電量販店 | 収集・運搬料 |
---|---|
ビックカメラ | 1,650円 |
ヨドバシカメラ | 550円 |
ジョーシン電気 | 1,100円 |
ヤマダ電機 | 1,650円 |
家電回収協力店に依頼する
- 処分費用目安:収集運搬料(3,000円~5,000円)+リサイクル料金
購入店がわからない場合ときなどは、家電回収協力店に回収依頼をすることも可能です。
家電回収協力店は、自治体のホームページやRKC家電リサイクル券センターのホームページなどに掲載されています。
掲載店以外にも対応してくれる業者であれば、基本的にどこを利用しても構いません。
収集運搬料や対応してくれる日程などで比較したうえで、希望に沿う協力店に依頼するとよいでしょう。
指定引取場所へ直接持ち込む
- 処分費用目安:リサイクル料金のみ(事前支払いが必要)
自治体で指定されている「指定引取場所」に、衣類乾燥機を直接持ち込むことも可能です。
指定引取場所へ直接持ち込む場合は、収集運搬料はかかりません。
また事前予約なども不要ですので、タイミングの良い時に持ち込むことができます。
ただし指定引取場所へ持ち込む場合は、事前に郵便局で支払っておく必要があるため注意が必要です。
郵便局での支払い方法
1.衣類乾燥機のメーカー名を確認しリサイクル料金を調べておきます
2.貯金窓口で「家電リサイクル券」を受け取り、必要事項を記入しましょう
3.記入後、窓口で手続きを行い、リサイクル料金を支払います
支払い後に渡される家電リサイクル券は、指定引取場所で必要になります。
必ず持参のうえ、引取り依頼を行いましょう。
リサイクルショップに買取依頼
衣類乾燥機がまだまだ使えそうなものであれば、リサイクルショップで買い取ってもらえる場合もあるかもしれません。
買取してもらう場合は、処分するわけではないため、リサイクル料などを支払う必要はありません。
出張買取などに対応しているリサイクルショップに査定依頼をすれば、持ち込む手間も省けるでしょう。
ただし壊れた衣類乾燥機や汚れが目立つもの、年式の古いものなどは買取対象外となるケースが多いため注意が必要です。
オークションやフリマに出品
- 処分費用目安:配送料のみ実費
同じく衣類乾燥機が使える状態であれば、オークションやフリマアプリなどに出品することも可能です。
この場合も衣類乾燥機を処分するわけではないため、リサイクル料金は不要です。
ただし落札後に配送を行う場合は、重さや大きさに応じた配送料が発生するため注意が必要。
配送料を負担しなくて済むよう、配送料は落札者様に負担してもらう形で出品するのも一つの方法でしょう。
不用品回収業者に依頼する
- 処分費用目安:収集運搬料(4,000円~8,000円程度)+リサイクル料金
地域に対応している不用品回収業者に、衣類乾燥機の処分をお願いすることも可能です。
ただし回収依頼をする場合は、ホームページなどに記載されている料金に加えて、リサイクル料金が別途必要となるか確認をしておくことをおすすめします。
定額料金プランなどを提供している場合、プラン内に収集運搬料が含まれている場合とそうでない場合があります。
また回収した衣類乾燥機をリユース・リサイクルに回し、処分はしない(のでリサイクル料金が発生しない)ケースもあるためです。
設置場所からの取り外しや運び出しなども任せられるケースが多いので、すぐにでも処分したい場合や手間を省いて処分したいという場合にもおすすめです。
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もちろん見積もりやご相談は無料にて承ります。
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